ペーター・ヒューブナー 音楽という小宇宙に存在するハーモニーの自然法則
古典音楽のクリエーターは、その後も新たに直感的方法を追い求め、今日「音楽史」と呼ばれている音楽小宇宙の調和の自然法則を体系的に、そして以前内面的に実現し、応用しようともしています。音楽学では、大規模な特別実験場を使用し、実験による科学的手法を追求しています。
有名な音楽学者であり、天文学者でもあるヨハネス=ケプラーも、星の軌道が音楽小宇宙の内部音の軌道と発達と同じ調和の法則に従っていると再確認しています。実際、ケプラーは元々、自身の音楽論における発見に基づいて惑星の軌道を独自の方法で計算することさえ行なっています。
特に今日の音楽にあっては多くのリズムがそれぞれ主役になって互いに影響を与えるように再びならなくてはいけません。自然な音楽小宇宙にはリズムに対する拘りやある性質が支配的にあることはありません。ついでですが、自然全体もたそうなのです。
原子の中でさえ、構造的に見てリズムが支配していることは全くないと思われるが、個々の振動が与える影響は常に変化してるように思われます。
例えば、人間の臓器のそれぞれに非常に特有ではあるが変化するリズムがあり、そのうち何百という違った、変化する基本リズムが今日の医療科学では既に認知されている。