ハイデルベルグ大学教授、社会医学欧州連合名誉総裁
メディカル・レゾナンス・セラピー・ミュージック®の社会医学的な意義
「音楽とは、私達の脈動する個人的・社会的・生態学的生活の自然なリズムと調和したものでなければなりません。私達人間の生体系の調和と音楽世界の調和の法則が対応していることに関して、世界的に著名な医学者でクロノ医学の創設者でもあり、長年にわたりマールブルク大学の「労働生理学及びリハビリテーション研究所」の所長を務めるガンサー・ヒルデブラント教授が研究を行っています。自らの研究成果に基づき、彼は人間の体を「音楽生理機能」とさえ称しました。
今日、そのような医学研究に刺激されたピーター・ヒューバナーは、メディカル・レゾナンス・セラピー・ミュージックRのために、これまで以上に効果的で芸術的な音楽を作曲しました。そして知られている作曲家の中でも、彼こそが、音楽世界の調和の法則が音色的かつリズミカルに完全統合された音楽創作物を生み出す人物なのです。
日頃騒音に煩わされている私達は、メディカル・レゾナンス・セラピー・ミュージックRによって自らの精神、心、そして自由意志の静寂を取り戻し、人間の内なる力が調和的に力強く広がっていくのを改めて感じることができます。それは自由意志と心の実験室のようなものであり、私達人間の内なる力の発生がもたらす動的な静寂はまるで、「この極めて自然な音楽を一定の場所で一定の状況下で聴く」という科学実験の結果生じたものかのようです。
この音楽の効果は、音楽の本来の意味に近づいています。油断がなく自らの現実に向き合う人は、その日に乱された自己の考えや感情を、心の一番深いところで−ちょうど心地よいエコーのように−調和の取れた創造力に変えたいと願うでしょう。
メディカル・レゾナンス・セラピー・ミュージック®のもたらすこれらの創造によって、私達は日常生活をかき乱す騒動や四方八方から突き刺すように流れる固定リズムの音楽から自らを解き放つことができます。そして、この健康志向の音楽が生み出す静寂の中で、私達は生きていることを再認識し、その静寂が、新たに生み出された「音楽的な音の空間」を豊かに満たしてくれることに気付くでしょう。ピーター・ヒューバナーの言葉を借りれば、「それは私達の思考の奥深くにある音楽の世界であり、そこで私達は自分自身を再発見することができる」のです。
教授兼医学博士
名誉教授 ボーリス・ルーバン-プロッツァ